中田達也選手が落水事故で死亡、事故の瞬間や死因について振り返る
どうも、競艇戦線の管理人です。
またしても競艇界から悲しいニュースが流れてきました。
若手の期待選手である「中田達也選手」が落水事故で亡くなったそうです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
競艇は非常にエキサイティングで多くの方を楽しませる競技ですが、人が亡くなってしまう危険な競技でもあります。
中田選手だけでなく、過去には何十名ものボートレーサーがレースで亡くなっているのが事実。
今回は、中田選手の今までの活躍や栄光を忘れないためにも、事故の概要や死因、中田選手の経歴などを振り返っていきます。
日本モーターボート競走会に就職し、審査員を経験。その後、競艇予想屋に転身すると同時に、予想サイトの闇を暴く活動に従事。その活動が認められ、戦線グループに仲間入りした。
事故の原因や中田達也選手の死因について
事故は11月6日に開催された宮島10Rで起きました。
事故の瞬間の動画はこちら。
※転落の瞬間も映っていますので、見たくないという方はスルーしてください
この日、中田選手は1枠スタート。
5枠出走だった間嶋仁志選手が一際良い走りを見せ、中田選手はそれを追いかけるようなレース運びでした。
事故が起こったのは3周目のバックストレッチです。
1,3,6枠が横並びで競い合っていたところ、バランスを崩した中田選手が内側の3枠伊藤将吉選手と接触し転覆しました。
その後、後続の艇が中田選手に衝突。
すぐに病院へ搬送されましたが、同日にご逝去されました。
中田達也選手の死因について
2022年11月7日の段階では死因は調査中となっています。
競艇界で死亡事故が起きたのは2022年1月12日に起こった小林晋選手の事故以来です。
小林選手も中田選手と同様、転覆から後続の艇による衝突によって亡くなっています。
直接の死因は公表されていないみたいですが、おそらく接触による全身の損傷や出血死である可能性が高いでしょう。
中田選手と小林選手の事故の状況がほぼ同一なため、今回の事故の死因も同じようなものだと考えられます。
中田達也選手のプロフィール
名前 | 中田達也(なかたたつや) |
---|---|
生年月日 | 1993年8月30日 |
身長・体重 | 169cm/54kg |
血液型 | A型 |
登録番号 | 4802 |
登録期 | 113期 |
支部 | 福岡支部 |
級別 | A2級 |
期待の若手ボートレーサーだった
中田選手は113期生の中で勝率ナンバーワン、優勝を7回経験しており、期待の若手レーサーと言われていました。
中田選手は113期生として2013年11月にデビュー。
2021年にはいずれも3着でしたが、2回の優出実績がありました。
2023年1月にはA1級への昇格も決まっており、ここから更に活躍が予想される選手でしたが、その矢先に事故が発生。
SG出場というボートレーサーの目標を果たせずに殉職してしまいました。
ボートレーサーの死亡事故は今回を含めて33件目です。
危険が伴う競技だということを改めて考えさせられ、そんななか出走し、我々を楽しませてくれている選手に対しては本当に感謝ですね。
今回の事故のネットの反応
今回の中田選手の死亡事故があり、ネット上で様々な意見がありました。
中田選手に対してのご冥福を祈るようなコメントをはじめ、競艇のルールに関しての疑問など、人それぞれ思うことがあったみたいです。
中田選手のご冥福を祈る声
【献花台設置について】
11月6日のレース中の事故により逝去された登録第4802号中田達也選手(福岡県出身)への献花を本場正面入場口付近でお受けいたします。
謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
詳細はこちらからご確認ください。https://t.co/fK2oCatgAP pic.twitter.com/Y11DkedZ0F— ボートレース宮島【公式】 (@br_miyajima) November 7, 2022
登録4802号 中田達也選手(福岡)がレース中の事故によりお亡くなりになりました。
中田選手は宮島10R、3周目で落水し、後続艇と接触。すぐに廿日市市の病院に搬送されたものの帰らぬ人となってしまいました。
死亡事故は今年1月の小林晋選手に続く、33軒目。
心からご冥福をお祈りいたします。 pic.twitter.com/WRFEuiKEdV
— \マクール/ 【ボートレース専門メディア】 (@boatmacour) November 6, 2022
BR宮島は今節開催中止となりました。
本場は開催しておりませんが献花台は設置されているとの事です。中田達也選手のご冥福をお祈りいたします。。
— グランジ・大 (@satodaidai) November 7, 2022
載せたコメント以外にも、数え切れないくらい多くのご冥福を祈るコメントが。
中田選手は本当に愛された選手だと、改めて再認識しました。
事故とはいえど、非常に悔やまれますね。
競艇のルールに関しての疑問の声
中田達也選手の件で
後続艇の田添選手を悪く言っているが
ボートレース場として
救助挺を避けるとかより
落水や転覆をした舟が前にいたら
内挺を優先として追い越しを止めさせればスピードが落ちるから少しは防げるのではないか?
誰が悪いとかはないと思うが
ルールを決め直す機会だと思う。— ほなた💕 ボートレース予想🎯 (@honata2456) November 6, 2022
本当に危ない職業だなと改めて思いました。
弟もいつ事故に遭うかわからんし。あと競艇は首を守る防具着用を義務化するべきだと思う。小林晋さんのときも今回の中田達也さんも首の裂傷が原因だと思うし。#競艇#首を守る防具の着用義務化#動き辛いだろうけど死ぬよりはマシ
— こうたろう (@ponchan3425) November 6, 2022
競艇のルールに関して疑問を感じている方も。
死亡事故が33件も起こっているわけですから、危険な競技であることは言うまでもありません。
ただ、事故が起こった後に何らかの対処をしなければ状況は変わらないですよね。
今回の事故だけでなく、今まで殉職された方の死を無駄にしないためにも、これからのボートレーサーの安全のために何か措置を考えてほしい。
見ている側からこういった訴えをすることで今後の競艇界が少し変わるかもしれません。
命がけで我々のために戦ってくれている選手たちに対し、少しでもプラスなることができれば良いなと心から思います。
まとめ
改めて、中田達也選手のご冥福をお祈りいたします。
2022年1月に起きた小林晋選手の死亡事故から約10ヶ月。
競艇は大きな規模のスポーツですから、ルールを改正することの難しさも理解できます。
ただ、何より考えてほしいのは選手の安全です。
今後このような悲しい事故を二度と引き起こさないためにも、ボートレース業界が改めて現行のルールを見つめ直すことを期待しています。
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1人の命が失われたのに 全競走 中止がいい