どうも、競艇戦線の管理人です。

今回は競艇予想において「優勝戦で勝ちたい！」という方に向けて・・・

優勝戦の出目傾向・買い方・競艇戦線が実践してみた結果などをまとめてみました。

この記事を読めば、優勝戦での的中率アップに繋がるはず！

ぜひ最後まで御覧ください。

競艇の優勝戦とは？

優勝戦とは節間の最終日の12R目に行われる優勝者を決めるレースのこと。

多くの方が舟券を購入し、お金が大きく動くため「銀行レース」とも呼ばれています。

※出典：ボートレース公式

全国24ある競艇場の中から複数会場で、1日12レースが3〜7日に渡って開催されます。

初日〜最終日の前々日までに予選が行われて、予選の得点率上位者18名が最終日の前日に開催される準優勝戦に出場。

準優勝戦は3レースが行われて、各レースで1・2着となった6名が最終日の12R目に行われる優勝戦に進みます。

優勝戦でのコースの割り当ては予選の得点率が高い選手から順に内枠に入るというルール。

つまり、優勝するためには、予選でいかに着順点を上げられるかどうかが鍵となります。

優勝戦の過去データから分かるレース展開

続いて、優勝戦のデータから分かるレースの傾向について解説していきます。

優勝戦はとにかくイン逃げ率が高く、イン戦となる傾向が強いです。

また、2着には②号艇はもちろん、③④号艇も多く入線してくるのも重要なポイント。

では、詳しく解説していきます。

※記事内で紹介している統計データは2022年7月1日〜2023年6月30日の期間で集計した数値です。

出現率が高い出目傾向

優勝戦の3連単の出目を出現率順に並べてみました。

	出目	割合	平均配当
1位	①-②-③	11.2%	7.1倍（3.3〜22.1倍）
2位	①-③-④	6.26%	13.4倍（6.0〜34.3倍）
3位	①-②-④	6.14%	8.8倍（4.3〜24.3倍）
4位	①-②-⑤	5.54%	15.1倍（6.0〜31.5倍）
5位	①-③-②	5.42%	11.3倍（3.7〜31.1倍）
6位	①-④-②	4.57%	20.0倍（7.1〜92.4倍）
7位	①-④-③	3.85%	20.8倍（9.7〜33.9倍）
8位	①-③-⑤	3.73%	17.8倍（6.6〜40.9倍）
9位	①-③-⑥	3.73%	36.0倍（13.9〜62.4倍）
10位	①-②-⑥	3.13%	26.5倍（9.2〜61.8倍）

※出典：艇国データバンク

1〜10位まで①号艇が1着を独占しており、2着には②③号艇が多く絡んでいます。

この1〜10位までの出現率は合わせて53.3%。

半分以上は上記の出目が占めていることから、優勝戦はイン戦となる確率が高いのが分かります。

また、注目するべき点は、①-②-④（3位）よりも①-③-④（2位）の方が出現率が高いということ。

2着に入線する艇の割合を見てると、優勝戦は全レースと比べて、センター勢が多く絡んできます。

よって、優勝戦は1着に①号艇、2着にセンター勢が入線してくる傾向が強いので覚えておきましょう。

ちなみに、優勝戦の中でもSG・G1・G2・G3・一般戦・レディース戦と分けて比べてみましたが、上記の数値とさほど大きな差はありませんでした。

各競艇場のイン逃げ率

優勝戦における各競艇場のイン逃げ率を出現率順に並べてみました。

全レースと優勝戦との差も一緒に御覧ください。

	競艇場	優勝戦	全レース	差
1位	下関	90.6%	60.4%	+30.2%
2位	桐生	77.8%	51.3%	+26.5%
3位	蒲郡	77.8%	53.7%	+24.1%
4位	尼崎	77.1%	58.3%	+18.8%
5位	徳山	73.5%	63.5%	+10.0%
6位	宮島	73.1%	59.3%	+13.8%
7位	芦屋	72.7%	61.8%	+10.9%
8位	福岡	71.9%	56.9%	+15.0%
9位	住之江	71.4%	60.0%	+11.4%
10位	児島	70.6%	55.8%	+14.8%
11位	多摩川	70.3%	52.5%	+17.8%
12位	大村	70.3%	63.1%	+7.2%
13位	丸亀	69.7%	56.9%	+12.8%
14位	若松	67.6%	55.6%	+12.0%
15位	戸田	65.9%	46.0%	+19.9%
16位	浜名湖	64.9%	54.8%	+10.1%
17位	常滑	64.3%	56.2%	+8.1%
18位	津	64.3%	57.9%	+6.4%
19位	びわこ	60.7%	57.1%	+3.6%
20位	鳴門	58.3%	48.5%	+9.8%
21位	平和島	57.6%	46.5%	+11.1%
22位	三国	55.6%	56.0%	-0.4%
23位	唐津	53.1%	53.8%	-0.7%
24位	江戸川	42.4%	44.8%	-2.4%

※出典：艇国データバンク

1コースの1着率の平均は約56％（全レース）に対して、優勝戦に絞った1コースの1着率は約65％。

10％も差が開いており、優勝戦のイン逃げ率の高さは圧倒的であることが分かります。

また、1位となった下関競艇の優勝戦でのイン逃げ率はなんと90.6％。

元々インが強いとされる競艇場ですが、予選・準優勝戦を合わせた全体の数値よりも30.2％も上昇しています。

イン逃げ率が上昇する理由については、後述で詳しく解説しますが、1号艇が今節で最も成績が優秀であるため、自ずと1コースの1着率が上昇するのは当然といったところ。

優勝戦を予想する際は、基本的に①号艇を軸として予想するべきです。

優勝戦でイン逃げが多発する理由

過去データから優勝戦はイン戦になる傾向が強いと分かったと思います。

では、なぜ優勝戦はイン逃げが多発するのか。

考えられる3つの根拠をご紹介します。

では、1つずつ見ていきましょう。

①号艇の選手は今節で最も成績が良い

優勝戦で①号艇となるのは、準優勝戦に2着以内に入線した6艇の中で得点率が最も高い選手です。

つまり、①号艇の選手は今節中で最も良い成績を残しており、モーター性能・ST状態などが良好であるということ。

そんな選手がインコースを取れば、イン逃げ率が上昇するのは当然でしょう。

たとえ外側に階級が高い選手がいたとしても、今節成績は負けていないので、そう簡単に抜かされることはありません。

出走する艇の実力が拮抗している

優勝戦は好成績を残した選手が出走するため、予選・準優勝戦と比べると艇同士の実力（選手の能力+モーター性能）が拮抗しています。

大前提として、競艇はインコースが強い競技です。

出走する艇同士の実力差がないと、コースが外側となる不利な条件を実力で埋めることが不可能に。

このことから、優勝戦はコースの優位性がレース展開により強く反映され、結果的にイン戦が多くなるのです。

スタート事故は重い罰則が課される

優勝戦でスタート事故を起こすと、予選・準優勝戦よりも重い罰則が課されます。

※出典：ボートレース公式

優勝戦は舟券の売上が大きい分、スタート事故（舟券が返還対象になる）が起こると大きな損害が生まれます。

これを防ぐために、優勝戦におけるスタート事故の罰則は強化されています。

優勝戦でスタート事故を起こすと、事故点として予選・準優勝戦よりも10点多い30点が加算。

さらに、賞典レースの優勝戦でフライングを起こすと、賞典レースに長期間出場できなくなる「賞典除外処分」という罰則もあります。

SGの優勝戦でフライングすると2年間はSGに出場できなくなります。

これらの重い罰則によって優勝戦は攻めたスタートが切りにくいとも言われています。

攻めたスタートが切れないと、結果的にコースの優位性が強くなるため、イン戦が多くなるのは必然です。

優勝戦の買い方をご紹介！

優勝戦では、堅い決着を予想する本命狙い（的中重視）で勝負することが鉄則です。

イン戦となる確率が高いため、一攫千金を狙いたい方には不向きですが・・・

「確実に当てたい」「リスクを取りたくない」という方にはうってつけのレースと言えるでしょう。

では、1つずつ解説していきます。

より高いイン逃げ率を残す競艇場に絞る

優勝戦は、より高いイン逃げ率を誇る競艇場に絞るべきです。

いくら優勝戦とはいえ、全てのレースでイン逃げが決まる訳ではありません。

• 下関競艇（90.6％）
• 桐生競艇（77.8％）
• 蒲郡競艇（77.8％）
• 尼崎競艇（77.1％）

様々な要因が絡み合う競艇において、的中重視の鉄則をより確実に守るためには、上記で挙げた競艇場に絞るのが最適です。

前述で「各競艇場のイン逃げ率」でもご紹介しましたが、特に下関競艇は圧倒的なイン逃げ率を誇ります。

的中を狙うのであれば、下関競艇の優勝戦には優先的に参加するべきでしょう。

①号艇1着固定のフォーメーション買い

前述の過去データでご紹介した通り、優勝戦は「1着に①号艇、2着にセンター勢が入線してくる」傾向が強いため・・・

まずは①号艇を1着に固定して買い目を組み立てるのが基本となります。

優勝戦の過去データによると⑥号艇は舟券に絡むことが少ないため、場合によっては切っても良いでしょう。

また、何度も言うようですが、優勝戦は艇同士の実力が拮抗しています。

当然モーター性能や今節の成績・STに差はなく、勝率・当地勝率・階級を見ても予想の根拠を簡単には掴めません。

よって、2・3着に入線する艇はスタート展示・周回展示といった、レース前の調子の良し悪しで判断することをオススメします。

買い目点数は10点以内に抑える

優勝戦はインコースに人気が集まります。

1〜10番人気の決着に収まるレースが多く、配当は10倍以下のケースが多々。

そのため、優勝戦で勝負する際は、買い目の増やし過ぎには注意してください。

①号艇を1着に固定すれば、そこまで多くなるとは思いませんが、多くても10点に抑えておきましょう。

優勝戦の買い方を実践してみた！

優勝戦の買い方として「より高いイン逃げ率を残す競艇場で勝負する」「①号艇を1着に固定したフォーメーション買い」「買い目点数は10点以内に抑える」と解説しましたが・・・

実際にこの買い方をしたら、どのような結果となるのでしょうか。

管理人である私がオススメした出目は「①-②③④-②③④⑤（9点）」です。

この出目買いで、2023年5月〜7月までの3ヶ月間における下関競艇の優勝戦（全レース）に参加したと仮定します。

結果はこうなりました・・・

なんと6勝4敗と勝ち越すことができました！

読み通り、多くのレースがイン戦となっています。

ここから更に精度を上げるためには、スタート展示・周回展示といったレース前のリアルな調子を見極めることが必要となるでしょう。

皆さんの参考になれば幸いです。

競艇の優勝戦の買い方まとめ

今回は「競艇の優勝戦の買い方」について解説しました。

ぜひ、あなたの予想に生かしてみてください！

ここまで読んでいただいた方限定で、競艇予想する上での裏技を特別にご紹介します。

今回は「優勝戦の買い方」について解説しましたが、実際に予想に落とし込むのは非常に難しいです。

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