競艇の展示タイムはあてにならない?見方や予想に活かす必勝法をご紹介!
どうも、競艇戦線の管理人です。
今回は「競艇の展示タイム」についてご紹介します。
展示タイムとは、周回展示の2周目におけるバックストレッチ側の直線タイム。
競艇の予想をするにあたってとても重要な情報の一つです。
しかし「聞いたことがあるけど、どういう見方をすればよいか分からない」という方も多いはず。
そこで競艇戦線では、展示タイムの見方・注意点・必勝法などをご紹介!
ぜひ最後までご覧ください。
日本モーターボート競走会に就職し、審査員を経験。その後、競艇予想屋に転身すると同時に、予想サイトの闇を暴く活動に従事。その活動が認められ、戦線グループに仲間入りした。
競艇の展示タイムとは?
競艇の展示タイムとは、周回展示の2周目のバックストレッチ側の直線で計測される数値です。
周回展示とは、展示航走というレース本番前に選手がコースを2周走るものの一部。
展示航走は大きくスタート展示と周回展示に分けられます。
展示 | 内容 |
---|---|
スタート展示 | 本番のレースを想定したコース取りをスタートを行うこと |
周回展示 | 旋回や直線の走りを見せるために周回(2周)すること |
この周回展示の中で計測されるのが展示タイムです。
そして展示航走が終わった後、競艇場では「1号艇6.77、2号艇6.75〜」というアナウンスが流れます。
このアナウンスが展示タイムが発表された合図。
競艇場に行かないという方は、BOATRACE公式の出走表から確認可能です。
計測区間はスリット裏から第2Mまでの150m
周回展示にて計測される展示タイム。
計測される区間は、2周目のバックストレッチ側スタートライン延長線から第2ターンマークまでの150mです。
展示航走では、コースを全部で2周走ります。
その中で展示タイムを測るタイミングは、選手が最高速度で走れる区間。
円形のコースである競艇において最もスピードが出る直線となります。
各競艇場ごとに公開されているオリジナル展示タイム
※出典:BOATRACE戸田公式
皆さんは「オリジナル展示タイム」という存在をご存知でしょうか。
オリジナル展示タイムとは、各競艇場が独自で公開しているタイムのこと。
最近はレーザー光線を活用している競艇場が増え、細かなデーターを取ることが可能となりました。
その結果、このオリジナル展示タイムが各競艇場で作成されています。
現在オリジナル展示タイム公開してるのは、江戸川・多摩川・津競艇場以外の全21会場。
競艇場ごとに測定位置は異なりますが、基本的には「展示タイム・直線タイム・まわり足・一周」の4種類のタイムが公表されます。
これを見れば、さらに細かくモーターの性能を分析することができます。
自分が選びたい選手のモーターは出足が良いのか、伸びが良いのか、はたまたまわり足が良いのか・・・
オリジナル展示タイムを公開している競艇場で予想をする際は、1度目を通しておきましょう。
展示タイムと直線タイムの違いは直線の計測位置
オリジナル展示タイムでは、展示タイムと同時に「直線タイム」というものも計測されます。
展示タイムと直線タイムとでは、意味合いが異なるので、しっかり頭に入れておきましょう。
出典:BOATRACE宮島公式
直線タイムとは、第1マークを回ったところからスリット裏あたりまでの直線におけるタイム。
展示タイムがモーターの「伸び足」を反映しているのに対し、直線タイムは最高速度に達するまでの「行き足」が反映されます。
どちらも直線を計測しているタイムですが、意味合いが違うので混同しないように気をつけましょう。
スリット裏とは?
競艇の展示タイムはあてにならない?
ここまでで展示タイムの概要について説明してきました。
概要を見ると分かる通り、展示タイムはあくまで本番前の練習。
実践を想定しているとは言え、その選手が本気で走っているかどうかは分かりません。
そのため「展示タイムはあまり当てにならない」という方もいるのは事実。
そこで競艇戦線では、展示タイムと着順に相関関係があるのか調べてみました。
その結果がこちら。
順位 | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1位 | 27.1% | 45.7% | 62.0% |
2位 | 20.1% | 38.9% | 55.9% |
3位 | 16.4% | 33.9% | 51.4% |
4位 | 13.6% | 30.0% | 47.1% |
5位 | 11.2% | 26.0% | 42.7% |
6位 | 8.8% | 22.2% | 38.0% |
※出典:艇国データバンク
1位と6位では18.3%もの差がありますね。
上記のテーブルを見て分かる通り、展示タイムが上位なほど勝率が高くなることが分かります。
よって、展示タイムは当てにならないとは言い難いです。
予想をする際には展示タイムも参考にしたほうが吉と言えるでしょう。
競艇の展示タイムの見方をご紹介!
展示タイムがレースの結果に大きく影響を与えていることが分かりました。
そこで予想をする際に展示タイムをどう見たら良いのかを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
モーターの伸び足が反映される
展示タイムを見るにあたって、最も重要なポイントは「モーターの伸び足」が分かるということ。
近年の主流は、ターンした際にスピードを落とさないように回る全速ターン。
それでもある程度はスピードを落とした状態でターンをします。
よって、ターンして最高速度に達したときにどれだけスピードを出せるかが勝負の分かれ目になることも・・・
伸びが良いモーターは、直線で一気に差を縮めたり、後続を突き放すことができます。
展示タイムを確認して、ターン後のレース展開を予想しましょう。
展示タイムが0.15秒以上遅れる艇は舟券に絡みにくい
本番前にレースさながらで走行する展示航走。
全ての艇が走行を終えた後、展示タイムが公開されます。
確認をする際のコツは、タイム自体ではなくそれぞれの値を比較して見ること。
画像のように展示タイムが0.15秒以上の差がある場合は要チェックです。
0.15秒の差は約1艇身の差。
1艇身も遅れている場合、他艇と競いあうとなると直線で大きな差が生まれてしまいます。
実際にこのレースの結果を見ると・・・
枠や選手の実力も関係ありますが、展示タイムの悪い⑤号艇が最下位になってしまいました。
このように展示タイムが悪い場合は、まわり足や直線タイムをチェック。
展示タイムの遅れをまかないきれるほどのタイムを出せているか確認しておきましょう。
競艇の展示タイムを見る際の注意点
次に展示タイムを見るにあたって気をつけておきたいことを紹介します。
しっかりと頭に入れて、正しく展示タイムを確認しましょう。
基本的には①号艇のタイムが早くなる
周回展示は①号艇から順に走行するため、後続は①号艇の引き波がある場所を通らなければいけません。
そのため、後続を走る艇は①号艇よりも展示タイムが遅くなる傾向があります。
よって展示タイムを見たときに①号艇のタイムが他の艇より悪い場合は要注意。
モーター性能が悪いことが考えられるので、直線で他の艇に差を詰められる可能性が高くなります。
①号艇は良いタイムが出やすいということを前提に展示タイムを確認しましょう。
水面の状況によって大きく変化する
展示タイムに影響を与えるのは、前方を走る引き波だけではありません。
競艇は風の影響を受けやすい公営ギャンブル。
天候が悪く風が強い日は波が荒れるため、展示タイムも悪くなりやすいです。
そのため、数字をそのまま捉えてしまうと的外れな予想をしてしまうことも考えられます。
あくまでも他の艇との比較で展示タイムを予想に活かしましょう。
福岡競艇は計測方法が違う
展示タイムは、一般的にはバックストレッチ側の直線タイムを計測したもの。
しかし、福岡競艇場のみ計測区間が異なります。
※出典:BOATRACE福岡公式
福岡競艇場の展示タイムの計測区間は、ターンの少し後から2マークの手前まで。
加速途中から計測されるため、モーターの伸び足だけでなく行き足も反映されます。
そのため、展示タイムが悪くても最高速度だけで比較すればタイムが逆転する場合も・・・
一般的な展示タイムの意味合いとは異なるので、福岡競艇場の展示タイムの見方には注意しましょう。
競艇の展示タイムの必勝法をご紹介!
展示タイムの見方・注意点がわかったところで、実際のレースに参加してみましょう。
競艇戦線では、展示タイムを基に荒れるレースを選び、高額払い戻しを狙いたいと思います。
参加するレースの条件はこちら。
- ①号艇の展示タイムが他艇より悪い
- モーター性能が影響しやすい重賞レース
- 外枠の選手の展示タイムが良い
上記の条件に当てはまる展示タイムが、公表されたレースに参加しました。
競艇戦線が実践してみた結果をご紹介!
対象は2023年12月5日。
この日は鳴門競艇場で「大渦大賞開設70周年記念競走」が開催されていました。
早速、条件に当てはまるレースに参加していきたいと思います。
競艇戦線が選んだのは5R。
直前情報はこちらです。
①号艇よりも展示タイムが良い選手が4艇。
②号艇以外は優れた展示タイムを残しています。
そのため、展示タイムの悪い①号艇と②号艇は舟券に絡まないと判断。
また①号艇と0.13秒もの差をつけている④号艇を軸に選びたいと思います。
展示タイムを基に④‐③⑤⑥‐③⑤⑥という買い目を構成しました。
1点1,000円の合計6,000円で舟券を購入します。
果たして結果は・・・
見事的中!
払い戻しは69,500円です。
④号艇が捲りを決め、1着でゴール。
2,3着にも、展示タイムの良い③,⑥号艇が来ました。
この結果を踏まえると、条件に当てはまるレースは荒れやすく、高額払い戻しを狙える可能性が高そうです。
ぜひ参考にしてみてください。
アプリを活用して展示タイムを見る方法
最後に展示タイムを見ることができるアプリを紹介します。
今回紹介するアプリは「SMART BOAT DATA24」。
すでにユーザー数は10万人を超えています。
ボートレースに特化したアプリで、展示タイムを含め様々な情報を見ることができます。
展示タイムはレース詳細から確認してみてください。
アプリならではの手軽さがあり、使い勝手は抜群。
普段携帯で予想をしているという方はインストールしておいて損はないでしょう。
競艇の展示タイムまとめ
今回は「競艇の展示タイム」について、検証しました。
最後に本記事のまとめを記載していきます。
- 展示タイムの計測区間は2マーク前の直線150m
- 各競艇場にオリジナル展示タイムがある
- 展示タイムを見てモーターの伸び足をチェック
- 展示タイムが1艇差ある場合は要チェック
- 1号艇は良いタイムになりやすい
- 水面の状況でタイムが変わる
- 福岡競艇のみ計測区間が違う
- 展示タイムを見て荒れやすいレースを見分けられる
展示タイムを見て判断できるのは、最高速度に達した時の伸び足のみ。
競艇で最も重要とされるターンの精度などは反映されていません。
そのため他の要素も考慮して予想をしないと的外れになる場合も・・・
そこで、展示タイムを含め様々な情報を分析している競艇予想サイトをご紹介!
今回、取り上げる競艇予想サイトは競艇戦線が厳選したお墨付きの人気サイトばかりです。
もちろん無料で使えるので、予想を閲覧するだけならリスクはゼロ。
必ずチェックしておきましょう。
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