どうも、競艇戦線の管理人です。

突然ですが、皆さんは荒れる競艇場について深く理解していますか？

荒れる競艇場について知ることは、穴狙いの方はもちろん本命狙いの方にとっても、予想の質を上げるための重要項目。

そこで競艇戦線では、荒れる競艇場の特徴・ランキング・予想のコツなどを紹介します！

さらに記事後半では、実際に荒れる競艇場で予想した実践編を公開。

皆さんの予想に活かせる内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

荒れる競艇場の特徴とは？

競艇場の所在地、開催されるレースの種類、設計方法により環境が大きく変わる競艇。

インコースが強いとされる競艇ですが、特性によってインコースの勝率が下がる競艇場があります。

そんな荒れる競艇場の共通点とは以下の4つ。

1. 水質は海水・汽水
2. 風速4m以上の風が吹きやすい
3. 第1ターンマーク付近が狭い
4. 外枠にA級の選手が配置される番組が多い

それでは1つずつ解説していきます！

海水・汽水の競艇場

まず最初に紹介する荒れやすい競艇場の条件は、水質が海水・汽水であること。

海水・汽水の特徴は以下の通りです。

どちらも塩分濃度の高さにより浮力が大きく、舟が浮きやすいです。

そのためボートが波に飲まれやすく、操縦が困難に。

インコースの選手が舟券に絡めず、一波乱ある展開も予想されます。

海水・汽水の競艇場は以下の通りです。

• 海水：平和島・常滑・鳴門・丸亀・児島・宮島・徳山・下関・若松・大村
• 汽水：江戸川・浜名湖・蒲郡・津・福岡

ぜひ参考にしてみてください。

風の影響を受けやすい競艇場

競艇は風によって展開が大きく左右される競技です。

特に風速4m以上の場合は、レースが荒れやすいので要注意。

風の影響で荒れやすい競艇場は以下の通りです。

荒れる競艇場では、特にレース前に風速をチェックしておきましょう。

インコースに不利な設計の競艇場

※出典：ボートレース公式「江戸川競艇場データ」

第1ターンマークの幅が狭い競艇場は荒れる確率が高くなります。

こういった競艇場は、第1ターンマークまで選手は斜めに走らなければならないうえに、第1ターンマーク付近では選手が密集します。

そのため1コースの選手のターンはかなり窮屈。

反対にダッシュ勢は最短距離を真っすぐ進めます。

その結果、アウトコースの選手が有利な展開となりレースが荒れることもしばしば。

そんな第1ターンマークの幅が狭い競艇場TOP5は、以下の通りです。

上記競艇場は、インコースの選手がターンしづらく、捲りや差しが多く決まることが予想されます。

1コースの選手の実力が低い場合は注意してください。

荒れやすい番組の割合が多い競艇場

荒れる競艇場は、そもそも荒れる番組が多い傾向があります。

競艇場によって番組マンの意図や考え方が異なるので、当然作られる番組も大きく異なるのですが・・・

荒れる競艇場では、内枠にB級・外枠にA級といった番組が多く、反対に内枠にA級・外枠にB級の番組が少ないです。

例として①号艇と⑤⑥号艇の階級に注目し、荒れにくい競艇場(芦屋)と荒れやすい競艇場(戸田)を比較してみました。

※2023年1月1日〜2024年1月1日

①号艇B級・⑤⑥号艇A級のレース数にいたっては、126レースも差があります。

競艇場の設計や天候も影響しますが、作られる番組も荒れやすい競艇場の大きな特徴の1つです。

荒れる競艇場ランキングTOP5

ここまでで荒れやすい競艇場の特徴を紹介してきました。

では上記の項目を多く満たしている「荒れる競艇場」はどこなのでしょうか。

紹介した特徴とともに1コースの1着率から、荒れる競艇場TOP5を紹介します。

それでは1位から順に解説していきます。

1位｜戸田競艇場

※2023年1月1日 ～ 2023年12月31日にて集計

1コース1着率の平均54％と比べて、戸田競艇場はわずか44.4％と10％も差があります。

半分以上は1コースが1着とならないので、①号艇をアタマに固定するのは不向きです。

戸田競艇場では、①号艇以外の1着もしっかりと検討しましょう。

そんな戸田競艇場の特徴は・・・

• 水質：淡水
• 天候：比較的穏やかな風が多い
• 設計：水面の横幅が全国で最も狭い
• 番組：①号艇B級⑤⑥号艇A級レース数｜212R

水質や天候においては目立った特徴はありません。

ただ、注目すべきは第1ターンマークの幅がかなり狭いこと。

この設計によってダッシュ勢が舟券に絡むことが多く、レースが荒れやすいです。

2位｜江戸川競艇場

※2023年1月1日 ～ 2023年12月31日にて集計

2位は江戸川競艇場。

1位の戸田競艇と数値は大きく変わらず、荒れる競艇場の代表格です。

そんな江戸川競艇場の特徴は・・・

• 水質：汽水
• 天候：風と潮による影響が大きい
• 設計：第1ターンマークの幅が狭い
• 番組：①号艇B級⑤⑥号艇A級レース数｜88R

江戸川競艇場は、全国で最も難水面と言われている競艇場。

難水面と言われているのは、潮と風の影響が重なり水面が激しく荒れるからです。

そのためスタートが難しく、選手が実力通りの走りを出来ないことも・・・

江戸川競艇場で予想をする際は、レース開始前に風と潮の様子をチェックしましょう。

また江戸川競艇場では、風向きと潮35パターンを分析した予想方法が掲載されています。

ぜひ参考にしてみてください。

3位｜平和島競艇場

※2023年1月1日 ～ 2023年12月31日にて集計

今回紹介している荒れる競艇場TOP5の中で最も万舟率が高い平和島競艇場。

5回に1回以上万舟を獲得することが期待できます。

そのため、荒れる競艇場の中でも万舟を狙いたいという方にはピッタリです。

そんな平和島競艇場の特徴はこちら。

• 水質：海水
• 天候：ビル風により風の影響を大きく受ける
• 設計：第1ターンマークの幅が狭い
• 番組：①号艇B級⑤⑥号艇A級レース数｜98R

戸田競艇場と並び、第1ターンマークの幅が37mと全国最小。

ビル風の影響も相まって、インコースの選手が飛ぶことは珍しくありません。

このように癖の多い競艇場のため、地元選手は要チェック。

走り慣れているというアドバンテージがかなり大きく影響します。

4位｜鳴門競艇場

※2023年1月1日 ～ 2023年12月31日にて集計

平和島競艇場に続いて万舟率が高い鳴門競艇場。

平均配当も高く、当たりさえすれば思わぬ払戻金を得られることが多いです。

そんな鳴門競艇場の特徴は・・・

• 水質：海水
• 天候：季節によって風向きが変わる
• 設計：前付けがしにくい設計
• 番組：①号艇B級⑤⑥号艇A級レース数｜29R

小鳴門海峡に面した海水の鳴門競艇場。

潮の満ち引きがレースに大きく影響を与え、干潮時には捲くりが決まりやすくなります。

また冬場は風が強く水面が荒れやすいです。

レース前に風速と潮の状態をチェックしておきましょう。

5位｜多摩川競艇場

※2023年1月1日 ～ 2023年12月31日にて集計

日本一の静水面と言われている多摩川競艇場ですが・・・

レース結果を分析すると、平均よりも1コース1着率が低く、実は荒れやすいことが分かります。

そのため、安直に枠や階級で買い目を作らず、アウトコースの選手の優先度をあげておきましょう。

多摩川競艇場の特徴は以下の通り。

• 水質：淡水
• 天候：強い風は吹きにくい
• 設計：第2ターンマークから第1ターンマークにかけて幅が狭くなる
• 番組：①号艇B級⑤⑥号艇A級レース数｜138R

多摩川競艇場の特徴は、第1ターンマークまでにコースの幅がかなり狭くなること。

そのためセンター・アウト勢の全速攻めが効きやすいです。

また作られる番組も荒れやすいレースが多め。

水質や天候に目立った特徴がなく、静水面と言われている多摩川競艇場ですが、荒れる競艇場として認識しておきましょう。

荒れる競艇場で勝負するメリット・デメリット

荒れる競艇場が分かったところで、荒れる競艇場で勝負するメリットやデメリットを紹介します。

予想の前に一度整理しておくことで、皆さんが荒れる競艇場で勝負するべきか否かが分かるでしょう。

良い点・悪い点をしっかり頭に置き、勝負するか決めましょう。

メリットは高額払い戻しを狙いやすい

荒れる競艇場で勝負する一番のメリットは、何と言っても高額払い戻しを狙いやすいこと。

1日に様々な会場でレースが行われている競艇。

様々な条件などを考えずとも、荒れる競艇場を押さえるだけで高配当を得られる確率がぐんと高まります。

事実、上記で紹介した荒れる競艇場の万舟率は20％前後。

競艇で大きく稼ぎたいのであれば、まずは荒れる競艇場で勝負しましょう。

デメリットは予想難易度が高い

荒れる競艇場は、高額払い戻しが出やすい分、予想の難易度が高いです。

競艇はインコースが強いというセオリーがあるため、基本的には枠を重視する方も多いと思います。

ただ、荒れる競艇場ではそのセオリーが通用しないことが多いです。

そのため、その他の要素をしっかりと考慮する必要があり、買い目を構成するにも手間がかかります。

そこで競艇戦線では、荒れる競艇場で予想する際のコツを紹介。

ぜひ参考にしてみてください。

荒れる競艇場で予想するコツ

高額払い戻しを狙いやすい分、予想が難しい荒れる競艇場。

そんな荒れる競艇場でも的中率を上げるために、競艇戦線では荒れる競艇場の予想のコツを紹介します。

それでは1つずつ紹介していきます。

ちなみに競艇戦線では、荒れるレースの予想方法も詳しく紹介しているので気になる方は合わせてチェックしてみてください。

当地勝率が高い選手に注目！

まず始めに紹介するのは、当地勝率の高い選手を中心に考えること。

荒れる競艇場は、設計や天候によって非常に走りにくいです。

そのため、その競艇場を得意としている選手や地元選手がより有利となります。

荒れる競艇場の地元選手が所属する支部は以下の通り。

• 戸田競艇場：埼玉支部
• 江戸川競艇場：東京支部
• 平和島競艇場：東京支部
• 多摩川競艇場：東京支部
• 鳴門競艇場：徳島支部

競艇場との相性がレースに大きく影響を与えるので、地元選手を始め出走表の当地勝率に注目しましょう！

1着率の高いコースを狙う

次に紹介するのは、競艇場の特徴に合わせた予想をすること。

今回はコース別1着率からそれぞれに合った予想方法を紹介します。

平均値と比較した荒れる競艇場のコース別1着率がこちら。

平均値との差が大きいコースを赤字にしました。

一口に荒れる競艇場と言っても、狙い目のコースはバラバラ。

選手選びに迷った際は赤字にしたコースの選手に注目してみてください！

4艇BOX買いで購入！

荒れる競艇場は、選んだ選手が思わぬ順位になることも多く、着順まで選ぶのは至難の業。

様々な展開を予想しなければ、的中させることは難しいです。

そこでオススメの買い方が4艇BOX買い。

BOX買いは選手を選ぶだけの買い目なので、着順は関係ありません。

「選んだ選手は合ってたのに着順を間違えた」なんてことも避けることができます。

荒れる競艇場で買い方に迷った際は、ぜひ使ってみてください！

荒れる競艇場で実際に予想してみた！

最後に先ほど紹介した予想のコツを利用して、実際に予想に参加していきます。

今回予想をしていくのは、荒れる競艇場3位の平和島競艇場。

対象は1月14日に開催された一般戦の9Rです。

予想の前に平和島の予想のコツをまとめると・・・

• 天候：風速を事前にチェック
• 地元選手：東京支部
• 注目コース：2,6コース
• 買い方：4艇BOX

出走表・直前情報は以下の通り。

直前情報を見ると、追い風6mと強めの風が吹いており、レースが荒れることが想定されます。

続いて出走表を見ていきましょう。

まず当地勝率は①⑤⑥艇が高く、②号艇には地元東京支部に属する塚田選手がいます。

さらに②⑥号艇は勝率の高いコースでもあるので、要チェックです。

よって今回は①②⑤⑥の4艇BOXで勝負していきましょう。

購入金額額は1点1,000円の合計24点24,000円です。

気になる結果は・・・

見事的中！

13番人気の配当37.6倍がつきました。

13,600円のプラス収支です！

皆さんもこちらを参考に荒れる競艇場で高額払い戻しを狙ってみてください！

荒れる競艇場まとめ

今回は「荒れる競艇場」について紹介しました。

最後に本記事のまとめを記載していきます。

荒れる競艇場は高額払い戻しを狙いやすい分、予想の難易度はかなり高め。

今回紹介した様々な要素を考慮しなければ、当たる可能性は低いです。

そのため「高額払い戻しを獲得したいけど予想するのは難しそう」と感じた方も多いはずです。

そこで紹介するのが、競艇予想サイト。

競艇予想サイトは、素人では手に入らないようなデータを用いて予想しています。

公開される予想に丸乗りするだけなので手間はかからず、わずか数分で予想に参加可能です。

さらに、今回紹介するのは荒れる競艇場でも高い勝率を誇る優秀なサイトのみ。

もちろん無料で使えるので、予想を閲覧するだけならリスクはゼロです。

必ずチェックしておきましょう。