タイトルロゴ上 常滑競艇攻略のポイント・コツは?傾向をまとめて実際に予想してみた! タイトルロゴ下

常滑競艇のアイキャッチ

日本で初めてナイターが行われたボートレース桐生

どうも。競艇戦線の管理人のボクです。

全国24ヶ所にある競艇場にはそれぞれ特徴があり、選手や天候が同じ条件でもその特徴によってレース展開は大きく変わります。

今回は、数ある競艇場の中から『【G1】関東地区選手権』が行われる常滑競艇の特徴まとめて、実際にどう予想を立てればいいのかをご紹介します。

常滑競艇予想の方法をまとめたあと、常滑競艇の1日全12レースで自腹勝負をしてその戦績も公開しますので、本気で稼ぎたい方はぜひ最後までお付き合いください。

まずは常滑競艇がどんな特徴を持った競艇場なのか、簡単にご説明しましょう。

常滑競艇で予想する際に必要なデータ

まずは常滑競艇で予想をするにあたって、必要なデータをまとめてみます。

常滑競艇と全国の1着率・2連対率・3連対率を比較したデータがこちら。

各コース 勝率 全国順位 1着率 全国順位 2連対率 全国順位 3連対率 全国順位
1号艇 7.93 10位 55.5% 10位 72.7% 12位 82.0% 11位
2号艇 5.57 15位 13.7% 13位 39.6% 12位 58.3% 12位
3号艇 5.24 20位 11.2% 18位 32.6% 22位 53.5% 18位
4号艇 4.93 11位 10.9% 11位 28.1% 9位 47.6% 19位
5号艇 4.25 9位 6.9% 21位 19.4% 7位 38.2% 10位
6号艇 3.09 9位 1.9% 7位 8.0% 11位 21.3% 10位

3号艇の勝率が全国平均で見ると低いですが、数値で見るとそこまで差はありません。

全体を通して、勝率は平均的で毎年若干順位に変動がある程度。

競艇予想においてのセオリーで攻略できますが、細かい特徴を押さえるかどうかで鉄板狙いでも穴狙いでも勝率はかなり変わるでしょう。

という事で早速常滑競艇の特徴を見ていきたいと思います。

企画レースがないので数値に偏りがない

企画レースとは、ボートレースユーザーが予想のしやすいように番組を調整した各競艇場独自のレース。

企画レースではインコースにA級が配置されることが多く、ほとんどの競艇場がこれによりインコースの勝率が上昇。

結果、データ上での勝率よりもインコースが勝ちにくい実感に繋がっています。

常滑競艇にはこの企画レース自体が存在せず、この数値の偏りが生まれません。

つまり、勝率としてインコースの勝率は平均値ですが、他場での予想の時よりも参考にする時、常滑競艇ならインコースの勝率を高めに見積もってもいいかもしれません。

企画レースのないボートレース上は常滑競艇の他に江戸川競艇のみ。

その江戸川競艇は荒れやすいことで有名なので、勝率を参考にして予想をする時の練習はこの常滑競艇がぴったりかもしれませんね。

水質と風と水面設計から展開を考える

水質は海水なので体重の重い選手でも、浮力があるので不利が生まれることはありません。

潮の満ち引きに関しても水門があるので、時間帯による有利不利も生まれないので気をつけましょう。

風に関しても伊勢湾からコースに向けて向かい風となる西風が吹いていますが、こちらも防風ネットによって影響はほぼありません。

さすがに風速が5m以上ともなるとレース展開は変化し、インコースの勝率が8割以上になるというデータもあるのでその点だけ覚えておきましょう。

もう一つ覚えておきたいのが水面設計。

ボートレース常滑の水面設計

ボートレース常滑の第1ターンマークはピットからスタンド側に寄っています。

なのでインコースの選手は旋回しにくいのかと一瞬思いますが、コース幅が平均レベルなのでそこまで難しくありません。

更に、バック側のコース幅が広いので、旋回するにあたってスロー勢だとしてもアクセルを握ることができます。

これにより、常滑競艇でのレース展開のほとんどがスピード戦となる傾向に。

となると重要になるのがモーターですが、常滑競艇は出力低減モーターが使われており他場の感覚でアクセルを握るとスタートが届かないと言われています。

しかし、スピード戦の様相になることが多い分、アクセルを握りすぎ今度は逆にフライングに。

これらの水面設計やモーターなどが原因で、常滑競艇は「日本一フライングが多い競艇場」としても有名なので注意しましょう。

インコースが若手の経験の浅い選手だとアウトコースのベテランが躍進する思わぬ穴決着が生まれる可能性もあるので、穴党の方はそういったレースをチェックしてみるのも一つの手です。

スタートの難しい常滑競艇ではモーターの成績確認は必須!

スタートの難しく、スピード勝負になる常滑競艇では普段競艇予想に大事なモーターの成績の確認が更に重要です。

競艇公式でもその成績は確認できますが、常滑競艇のホームページにある「モーター抽選結果」が便利。

ボートレース常滑の公式サイトにある「モーター抽選結果・前検タイム」の見本

レース前にどの選手にどのモーターが割り振られたか、そのモーターの成績や前走で誰が使ったかがわかりやすく掲載されています。

モータの交換時期は12月、そこからの1〜2ヶ月にあたる1月と2月はあまり参考になりませんが普段はこのモーターの成績を重要視しましょう。

常滑競艇ではベテランの地元選手がおすすめ

常滑競艇は前述の通り、スタート勘が重要な競艇場。

乗り慣れた地元選手の中でもベテランの選手は、全国勝率よりも当地がかなり高い選手が多い印象です。

その中でも、狙い目の選手を今回2人ご紹介します。

まず1人目が川上聡介選手。

ボートレース常滑の川上聡介

現在44歳、B1級の選手。

モーターにさえ恵まれればかなり安定する印象。B1だが常滑の勝率だけかなり飛び抜けています。

センター・アウトコースにこの選手がいれば、インでA2級くらいなら結果を出してくれる可能性があるので忘れないようにしておきましょう。

続いて2人目が渡辺真至選手。

渡辺真至

こちらも43歳。A2級。

プロ野球選手の赤星選手と同じ高校で野球をやっていて選抜まで勝ち抜いたという珍しい出自のこの渡邉選手。

とにかくスタートがうまくスリットはコンマ10を量産。

常滑競艇でも、A1の選手を相手に金星をあげていることが多い印象です。

常滑競艇での予想を更に完璧にするなら

ここまで常滑競艇での予想をするにあたって特徴から考えた予想の軸選定の方法を調べてきました。

更に細かく常滑競艇予想の攻略法を考えていきます。

展示タイムは公式が優秀!前検タイムはデータの少ない時に必須

ボートレース常滑のオリジナル展示タイム

常滑競艇の公式サイトで確認できるオリジナル展示タイムはかなり有益なので活用するようにしましょう。

常滑はモーターの性能がかなり重要。

なので、競艇の公式サイトの展示だけでなく本当に勝ちたいなら、ボートレース常滑のオリジナル展示データを見ましょう。

オリジナル展示タイムで見られる項目は3つ。

常滑競艇のオリジナル展示

  1. 展示タイム(総合力)
  2. まわり足タイム(出足)
  3. 直線タイム(行き足)
  4. 展示タイム(伸び足)

特に重要視すべきなのは直線タイム。

中間速にあたるので、ここのタイムが良いと加速しやすいということがわかり良いスタートも切りやすいということになります。

スタートの大事な常滑では、この行き足がかなり大事な数値に。

1マークでの展開が良くなる可能性があるので、チェックを忘れないようにしましょう。

更にこの直線タイムを他のタイムと組み合わせて見ることによって、見えてくるものが多い印象です。

例えば…

  • 直線タイム×展示タイム
    ⇒ダッシュ戦で結果を出しやすい
  • 直線タイム×まわり足タイム
    ⇒インから逃げ切れる可能性が上がる
  • 直線タイム×一周ラップタイム
    ⇒展示が良くなくとも入線する可能性が上がる

展示タイムを頼りにインコースが堅い買い目を組んだのに思わぬ伏兵が、という時は大体出足の勘定が入ってない場合が多々あります。

選手・モーターの好調・不調はこのオリジナル展示タイムを見て判断するようにしましょう。

更にモーターの抽選結果には前検タイムも記載されているので、モーターの状態がわからない1〜2月は確認必須です。

枠なり進入率の低さに注意

常滑競艇のピットから第2マークまでの距離は比較的遠め。

露骨に違うというわけでないですが、ダッシュ勢の枠なり進入率は8割を切るので常滑が不得意な選手や慣れていなさそうな選手がいる時は注意が必要です。

もし前づけで勝負する選手が出たとしても、その自信が結果につながらない場合も多いので気をつけましょう。

前述の通り、常滑競艇はスタートの難しい競艇場。

なので、前づけをした場合、速度に乗れず、もしくは思ったよりもアクセルを握りすぎてフライングという可能性も秘めています。

モーター、経験、等級などのバランスを考えて前づけの起こりそうなレースは挑むのがよさそうですね。

常滑競艇の出目には特徴が?回収率100%以上の買い目を確認

本当の、本当に予想に悩んだ時。

そんな時は最後の手段、「お宝出目」に頼りましょう。

お宝出目とは全レースその出目で買っても回収率が100%を超える出目のこと。

「なんだ、そんな楽な方法があるならそれだけ買ってりゃいいじゃん」となりがちですが・・・・

そんなに競艇予想は甘くありません。

なぜならこのお宝出目、毎年回収率100%を超える出目がまったく違うからです。

本当に迷った時の参考程度にしておきましょう。

下記は若い番号から順に、2021年に回収率100%を超えた出目の一覧です。

出目 回収率 占有率
③−⑥−② 270.5% 0.5%
⑥−⑤−② 258.4% 0.1%
⑥−③−② 175.7% 0.4%
⑥−①−⑤ 138.0% 0.3%
⑤−①−④ 137.6% 0.6%
⑤−⑥−① 125.0% 0.4%
④−⑥−③ 124.1% 0.2%
④−⑥−② 120.3% 0.4%
⑤−②−① 113.5% 0.5%
③−①−⑥ 109.9% 1.1%

狙い目は占有率と回収率のバランスの良い「⑤−①−④」あたり。

配当を狙って買ってみるのもいいかもしれません。

常滑競艇の特徴から考えた予想法で自腹勝負してみた(初参加)

ここまで常滑競艇の特徴を基に予想法を考えてきましたが、この方法が実際に使えるのかどうか。

一般競走の開催される日に、自腹で1日12レースすべてで勝負してみることにしました。

挑戦したのは2022年2月22日。

1日に行われる12レースすべてに自腹で予想していきます。

1レース目の出走表がこちら。

ボートレース常滑の2022年2月22日1レース目の出走表

番号・選手名 等級 当地勝率 一言
一色  雅昭 B1 4.49 地元選手でベテラン。今節若干不調気味。
川上  聡介 B1 4.48 地元選手でベテラン。今節若干不調気味。
江藤  敦宏 B1 0.00 モーターの成績は良いが、データが少ない。
小林  基樹 B1 4.57 特筆点なし。
笠野 友紀恵 B1 4.31 今節絶不調。
村田  浩司 B1 4.14 特筆点なし。

この日は一般競走の3日目。

モーターの交換から1ヶ月しか経っていないので、データはあてにできませんが今節の調子などを見れる指標は揃っています。

成績を見る限り、このレースの見極めるべきポイントは2つ。

  • 1着軸をどうするか
  • 風の影響
  • 展示の良し悪し

今レースの天候は穏やかではありますが、向かい風5m。

状況としてはアウトコースが有利な状況です。

選手の調子的にもダッシュ勢が3着に絡んでくる可能性は十分にあります。

あとは1,2着にも絡んでくるだけの状況が整っているかどうか。

展示を確認してみましょう。

ボートレース常滑のスタート展示 ボートレース常滑のオリジナル展示

4・5号艇が若干スタートで遅れを取っていますが、これくらいなら誤差レベルでしょう。

それよりも注目すべきはオリジナル展示の方。

スロー勢が悪い数値というわけではありませんが、ダッシュ勢の数値の良さが気になります。

これは1号艇は地元選手なのもあり、1着は難しそうですが、ダッシュ勢の2着くらいは十分考えられそうですね。

という事で、こういった買い目を考えてみました。

①-②③④⑥-②③④⑤⑥

点数は16点、1点1,000円で勝負するので合計16,000円の勝負です。

風は5m以上になると大体の競艇場で波乱込みの展開を考えた方が賢明。

ただ、1号艇が揺らぐほどの条件は揃っていない分、点数を絞った形です。

それでも購入点数としては個人的に多い方なので、ここはなんとか当たって欲しい。

結果はこちら。

①−③−②。34.4倍の11番人気。

的中!

34.4倍に1,000円で34,400円の払戻を獲得しました。

この当たりは結構嬉しいw

舟券代を差し引いて18,400円のプラス。

ライブで見ていましたが、3号艇の展開見極めがうまく、2号艇の攻めもモーターが回らず不発といった印象でした。

展示的にダッシュ勢の躍進が期待されましたが、スタート勘の部分でやはり地元のベテランほどの走りはできなかったようですね。

攻めで勝って逆にこの買い目を逃した人も多かったのではないでしょうか。

まずは1勝。

しかし、ここまでまだまぐれ当たりの可能性もあります。

1日レースに参加して、自分の立てた予想法が間違っていないか検証を続けます。

常滑競艇で1日勝負してみた結果

下記は常滑競艇の2022年2月22日の全レースのボクが挑戦した予想結果です。

対象レース 獲得利益 勝敗
1レース +18,400円
2レース -16,000円
3レース +8,600円
4レース -16,000円
5レース +100円
6レース -16,000円
7レース +17,000円
8レース +31,200円
9レース -5,000円
10レース +2,300円
11レース +3,800円
12レース -16,000円
1Rの平均払戻金額
22,343円
1Rの平均投資金額
12,000円
合計払戻金額
156,400円
合計投資金額
144,000円
総収支
+12,400円

あーダメダメすげぇ荒れた。

1レース目から風速5m超えてる時点でイヤな予感はしてましたが、10番人気以上の決着がここまで続くのはマジで地獄でした。

それでも気合いでプラスに持っていくことはできたので、逆にこの特徴からの攻略方が正しいのは証明できたのではないでしょうか。

ぜひ皆さんも参考に予想してみてください。

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