浜名湖競艇の特徴を踏まえて自腹予想してみた

どうも。競艇戦線の管理人のボクです。

全国24ヶ所ある競艇場にはそれぞれの特徴があり、出走する選手・天候・風などが同じ条件でもその特徴によってレース展開は大きく変わります。

今回は、数ある競艇場の中から『浜名湖賞(G1)』が行われる浜名湖競艇の特徴まとめて、実際にどう予想を立てればいいのかをご紹介。

浜名湖競艇予想の方法をまとめた後に、浜名湖競艇の1日全12レースで自腹勝負をしてその戦績も公開しますので、本気で稼ぎたい方はぜひ最後までお付き合いください。

まずは浜名湖競艇がどんな特徴を持った競艇場なのか、簡単にご説明しましょう。

浜名湖競艇で予想する際に必要なデータ

各コース	勝率	全国順位	1着率	全国順位	2連対率	全国順位	3連対率	全国順位
1号艇	7.66	20位	52.6％	20位	69.5%	20位	79%	20位
2号艇	5.59	15位	15.5％	6位	40.1%	10位	57.3%	18位
3号艇	5.32	10位	13％	8位	34.2%	10位	53.5%	16位
4号艇	4.99	8位	11.2%	7位	28.6%	9位	49.7%	7位
5号艇	4.37	1位	6.1 %	8位	19.9%	5位	40%	1位
6号艇	3.10	10位	1.8%	7位	8.3%	8位	21.7%	10位

1号艇の勝率は全国平均より若干低いめ。

これは、浜名湖競艇の風が影響しています。

対して、目を引くのは1号艇以外の1着率の高さ。

これは、浜名湖競艇のコース幅と水面の広さと風が影響しているのでしょう。

また、春から秋にかけて5号艇の勝率が上がる傾向があります。

季節ごとに勝率がかなり変わってくるので、風の影響を受けてるに違いありません。

よって浜名湖競艇では、安易に1号艇を1着に予想しているとセンターコースやアウトコースから飛び込んできて不的中なんて展開も考えられます。

レース展開を読み外さないように、細かい特徴を確認していきましょう。

コース幅が広いので、どのコースからでも入賞を狙える

浜名湖競艇は、逃げを中心に、差し、まくり、まくり差しと様々な決まり手が決まる競艇場です。

これは、浜名湖競艇の特徴の”コース幅の広さ”が関係しています。

コース幅が広いことで舟同士の間隔が広くなり走りやすいので、全速で握っている選手が増加。

更に、旋回が大きくなり角度を付けやすいので、センターコースとアウトコースのまくり差しが決まりやすくなります。

5.6号艇でも等級が高い選手やまくりが得意な選手がいれば、他の競艇場よりも注意しておきましょう。

そして、コース幅の中でも第1ターンマーク付近のコース幅の広さにも注目しておきましょう。

全国で最も狭い戸田競艇が37mに対して、浜名湖競艇は42.7mと広め。

第1ターンマーク付近の幅が広いことでターンがしやすくなり、どのコースからでも入賞を狙うごとが可能。

但し、バック側のコース幅が126mもあるので、向かい風が吹いていないときにスピードを出しすぎていると、ターンが膨らんでしまい捲くりが届かないことがあります。

逆に、等級が低く技術がない選手が1号艇にいると、上手くターンできずに「差されて逆転」や「まくられて逆転される」なんてこともあるので、注意が必要です。

ピットから第2ターンマークまでの距離が長く、前付けが起こりやすい

浜名湖競艇のピットから第2ターンマークまでの距離は152.7m。

全国平均が123.7mなのでトップクラスに長い距離です。

ピットから第2ターンマークまでの距離が長いことで、ピット離れの良い舟は前づけする確率が高くなります。

逆にピット離れの悪い舟は、自分の枠番よりも外側でスタートしやすいので注意が必要です。

よって、浜名湖競艇では枠なり進入率が他の競艇場に比べて低いことに注意しておきましょう。

そして、前づけが成功することで一番の恩恵を受けるのは4.5号艇。

前付けが起こった際の決まり手はコース幅の広さも相まって「まくり差し」の割合が大きくなるので、まくり差しが得意な選手が入ってれば注意しましょう。

風の向きが夏と冬で変わるので対策が必要

浜名湖競艇で予想をする際に最も気をつけなければいけないことが「風」です。

海辺に位置する浜名湖競艇場は、周囲に障害物がないので風が強くなり、風速が5m以上の割合が30％もあります。

更に、この風は季節によって向きを変えるのが難点です。

春は風向きが変わりやすく、夏は向かい風、秋冬は追い風が多くなります。

追い風が5m以上吹くと、インコースの選手がターンをする際に膨らんでしまうので捲くりの割合増加。

これによって恩恵を受けるのは3.4号艇です。

とは言え、風速が4m以内であればインコースの選手が有利になります。

浜名湖競艇で予想をする際は、追い風が何m吹いているか確認しておきましょう。

また、向かい風が風速に関わらず吹くことによって、スピードを出してもターン方向に風が押してくれるので、捲くり差しが起きやすくなります。

捲くり差しが多くなり、有利になるのは3~5号艇。

浜名湖競艇では、向かい風が吹いているとインコースが不利になることを考えておきましょう。

浜名湖競艇での予想を更に完璧にするなら

ここまで浜名湖競艇で予想をする際に必要な軸選定の方法を特徴から調べてみました。

更に細かく浜名湖競艇の攻略法を考えていきます。

水質は｢汽水｣！スタートのタイミングには注意が必要

浜名湖競艇の水質は海水と淡水の混合の「汽水」。

汽水の競艇場は全国に3会場あり、その内の「江戸川」と「福岡」は予想が難しいと言われています。

しかし、浜名湖競艇は塩分濃度が海水に近いので比較的柔らかく、それほど難易度の高い水面ではありません。

更に、浜名湖競艇は潮の満ち引きが他の競艇場よりも少ないので、潮汐表を見る必要はそこまでないでしょう。

そのため、地元の選手だけでなく遠征組の選手も乗りやすい競艇場とされています。

但し、浜名湖競艇で予想をする際は「スタートのタイミング」に注意しなければいけません。

潮の満ち引きが少しでもあることで、水面の高さが変わりスタートのタイミングが変わってきます。

よって「午前は上手くスタートできたけど午後フライングしてしまった」なんてことがあるので注意が必要です。

浜名湖競艇で予想をする際は、全国勝率が低くスタートが苦手な選手は買い目から外しておくのがいいでしょう。

出足が良く操縦性の高いモーターが有利

浜名湖競艇は強風が吹いている割合が高いので、モーターの性能が悪いと上手くターンをすることができません。

そんな、浜名湖競艇のモーターの交換時期は4月。

モーターが交換されてから2～3ヵ月間はモーター2連率・3連率があてにならず、3.4ヶ月立つと性能差がわかるようになります。

よって、4~6月までは「展示情報」を見ておきましょう。

展示情報を見ることで、モーターの状態・スタートのタイミングを確認することができます。

必ずレース前に見ておきましょう。

また、浜名湖競艇で予想をする際にもう一つ気を付けなければいけないことが「季節によって向きを変える風」です。

春は風向きが変わりやすく、夏は向かい風、秋冬は追い風が多くなるのですが、特に6月頃の向かい風に注意しましょう。

向かい風が増えると、アウトコースの選手がスピードを出してもターンしやすいので、まくり差しの割合が増えます。

よって、出足が良くて操縦性の高いモーターが結果を残す可能性が高いことを覚えておきましょう。

モーターの情報は浜名湖競艇の公式HPでも確認することができます。

確認できるのは、前節比・モーター番号・総評・2連対比・勝率・優出回数・優勝回数・短評。

この中の総評と短評は、浜名湖競艇の現地記者の独自の評価のようです。

また、モーター番号をクリックすると、どの選手が使っていたのか知ることができます。

モーター情報は随時更新されるので、レース前に確認していきましょう。

浜名湖競艇の公式HP公開されているオリジナル予想を参考にする

浜名湖競艇の公式HPでは、「JLC前日予想」「JLC直前予想」の2つの予想が公開されています。

JLCとは、日本レジャーチャンネルの略で、テレビ（CSスカパー）でボートレースの情報を放送している放送局のことです。

買い目だけでなく、進入予想・予想のコメントなど細かい情報が書かれています。

浜名湖競艇で予想をする際は、このコンテンツを見るのも一つの手かもしれません。

また、浜名湖競艇の公式HP内に「日刊スポーツ直前予想」というページがあります。

これは、日刊スポーツの現地記者がとAIの種類の予想が公開されています。

買い目だけでなく、選手のコメントや各号艇の情報などが細かく記載されていますが、点数が多いことが難点。

更に、この予想が本当に当たるのかはわかりません。

参考程度にしておくのがいいでしょう。

浜名湖競艇で予想をする際の注目の選手

浜名湖競艇は、コース幅が広く水面も乗りやすいので地元選手以外でも活躍することが多い競艇場です。

今回はその中でも狙い目の選手を2人ご紹介します。

まずは1人目が辻栄蔵選手です。

辻栄蔵選手は、1994年5月に宮島競艇でデビューしました。

1996年には初優勝、その後も「第13回ニューイヤーカップ」で通算1000勝達成するなど輝かしい結果を残しています。

そんな辻栄蔵選手は、5号艇でスタートした際の1着率が高い選手です。

浜名湖競艇の5号艇の1着率は6.1 %なのに対して、辻栄蔵選手は21.4 %。

驚異的な数字を残しているので、辻栄蔵選手が5号艇にいる際は買い目に含むことで高配当を狙えるかもしれません。

2人目が徳増秀樹選手です。

徳増秀樹選手は1994年11月に浜名湖競艇でデビューした選手です。

1995年に初勝利を獲得すると、2009年には通算1000勝達成しました。

そんな徳増秀樹選手ですが、4号艇でスタートしたときの1着率がかなり高くなっています。

浜名湖競艇の4号艇の1着率が11.2％なのに対して、徳増秀樹選手は30.7％と高水準。

徳増秀樹選手が4号艇でスタートして、向かい風が5m以上吹いている時は捲くりでゴールする可能性が高くなるので、買い目に含んでおきましょう。

浜名湖競艇の企画レースは一般競走の4.7R

浜名湖競艇の企画レースは4.7Rで開催されます。

それぞれのレースの特徴はこちら。

• 4R 「ランチタイム戦」：1号艇がA級、その他はB級
• 7R 「 ブレイクタイム戦」：1.4号艇がA級、その他はB級

どのレースもA級vsB級となっています。

但し、A級の選手が出走するとは書かれていますが、A1級の選手とは書かれていません。

仮にA2級の選手が出走しているレースがあれば、高配当を狙えるチャンスです。

そして、この企画レースの中で荒れやすいのは「ブレイクタイム戦」でしょう。

これは、1号艇と4号艇にA級の選手が2名いるので、レース展開が読みずらいです。

逆に、予想をしやすいのはA級が1号艇のみの4R 「ランチタイム戦」でしょう。

但し、ランチタイム戦も条件が重なれば穴決着となります。

浜名湖競艇は、1号艇の勝率が全国平均より少し下なのに加えて、3号艇から5号艇の勝率が高い競艇場。

そして、風の影響を大きく受ける浜名湖競艇は、追い風が5m以上吹くと差し率が上がり、向かい風が5m以上吹くと捲くり率が上がるので、このタイミングで勝負すれば穴決着のチャンスです。

例えばこのレース。

このレースの結果は「④−③−①」、259.2倍の万舟券となりました。

1号艇はA1級の選手でしたが結果は3着。

この日は5mの向かい風が吹いていたので、3.4号艇が捲くる可能性が上がっています。

今までご紹介した特徴にあてはまる要素ばかりがレース前から散見されていました。

ちょっと当てられる気がしませんか？

公式側が当てやすいようにと思って組んだ番組ですが、逆手に取ることによって穴を狙うこともできます。

この浜名湖競艇の「ランチタイム戦」は特に穴を狙いやすいと思うので、積極的にチャレンジしましょう。

浜名湖競艇の特徴から考えた予想法で自腹勝負してみた(初参加)

ここまで浜名湖競艇の特徴を基に予想法を考えてきましたが、この方法が実際に使えるのかどうか。

一般競走の開催される日に、自腹で1日12レースすべてで勝負してみることにしました。

挑戦したのは2021年10月24日。

1日に行われる12レースすべてに自腹で予想していきます。

1レース目の出走表がこちら。

4Rは企画レースの「ランチタイム戦」なので1号艇にに浜名湖競艇の勝率の高いA1級の選手がいます。

そしてレースは4日目なので情報も集まっており、1号艇の選手は2日目に1着になっていることもわかりました。

天気も穏やか、モーターも交換時期から6ヶ月経っているので比較的予想のしやすい日と言えるでしょう。

そして、レースの見極めるべきポイントは2つ。

• 1号艇(A1級)の選手が1着でゴールできるのか。
• 当地勝率のデータがない2号艇が入賞できるのか

この2つの要素を、あらかじめまとめた浜名湖競艇の特徴から分析して買い目を構築します。

まずはこの日の風速を確認していきましょう。

風の強さがレース結果に影響を及ぼす浜名湖競艇ですが、5m以内なのでそこまで大きく影響はないでしょう。

浜名湖競艇で1日勝負してみた結果

下記は浜名湖競艇の2021年10月25日の全レースのボクが挑戦した予想結果です。

※初戦に引き続き1点1,000円で勝負しています。

1点1,000円は崩さず、レースごとに点数だけ調整。

見事穴を当てることに成功し、最高払い戻し金額は45,600円となりました！

そして、総合収支は33,440円。

これまでご紹介した浜名湖競艇の攻略法が間違っていなかったと言えるでしょう。

但し、この方法では膨大な量の情報を集めるので、かなり労力がかかりますし、レース直前まで焦っているなんて場面もあって大変でした(汗)

時間が掛かり大変ではありますが、ぜひ皆さんも参考に予想してみてください。