競艇の穴狙い・荒れるレースの買い方や見極め方はもちろん実践例も併せてご紹介します!
どうも、競艇戦線の管理人です。
今回は「荒れるレースの買い方・穴狙い」について。
荒れるレースを読み切れば、高額払戻金を得ることができますが・・・
予想の難易度が高いため、上手くいかない人が殆どだと思います。
本記事では、荒れるレースを見極めるポイント・買い方について“実践例”を交えて解説していきます。
ご紹介するポイントさえ掴めれば、荒れるレースでの的中率アップに繋げられるはず!
分かりやすい内容となっているので、ぜひ最後まで御覧ください。
日本モーターボート競走会に就職し、審査員を経験。その後、競艇予想屋に転身すると同時に、予想サイトの闇を暴く活動に従事。その活動が認められ、戦線グループに仲間入りした。
競艇の穴レース・荒れるレースについて
穴レースとは人気薄の艇が好走した結果、思いがけない決着となり高配当が付くレースのこと。
ただし、高配当と言っても明確な基準がある訳ではありません。
「1号艇が1着にならないレースのこと」「外枠が絡んだレースのこと」
中には「万舟が付いたレースのこと」を穴レースと捉える人がいます。
10〜20倍台のオッズは頻繁にありますし、30倍台のオッズであっても人気が一桁台というのはよくあること。
対して、50倍以上のオッズが付けば、人気薄なのは間違いなく、簡単に当てることはできません。
よって、本記事では50倍以上のレースを穴レース・荒れるレースとして定義させていただきます。
競艇の穴狙い・荒れるレースを見極めるポイント
競艇において1号艇の1着率は50%を超えており、基本的にはどんなレースであっても①号艇が人気を多く集めています。
そのため、荒れるレースの条件として挙げられるのは①号艇が1着以外、もしくは①号艇が舟券に絡まないことです。
もちろん、①号艇が1着となって万舟になるケースも稀にありますが、①号艇が負けるレースを見極めることが手っ取り早いでしょう。
穴狙いの方は、まず番組・勝率・階級などを踏まえて、①号艇が負けるレースを選ぶこと“絶対条件”としてください。
ここからは、①号艇が負けやすくなるレースを見極めるポイントを解説していきます。
- 平和島・戸田・江戸川・鳴門・びわこのレース
- 人気薄のモーター性能・当地勝率が高い
- 2コースのSTが悪い・4コースのSTが良い
- 向かい風5m以上吹くレース
- ルーキー戦・レディース戦
- 前付けがあるレース
では、1つずつ解説していきます。
荒れるレース場
全国には24箇所の競艇場があり、それぞれで水質・コース・番組といった条件が異なります。
これによって、堅い決着が多い・荒れる展開が多いといった傾向が強く見られることも。
そのため、穴狙いをするには荒れる頻度が多い競艇場に絞って参加することが最適です。
穴レースの出現率が高い競艇場トップ5がこちら。
競艇場 | 穴レース率 | 万舟率 | |
---|---|---|---|
1位 | 平和島 | 37.7% | 20.6% |
2位 | 戸田 | 36.9% | 17.8% |
3位 | 江戸川 | 35.7% | 17.4% |
4位 | 鳴門 | 33.0% | 18.0% |
5位 | びわこ | 31.2% | 16.7% |
全国の中で最も荒れやすい競艇場は、平和島であり5レースに1レースは万舟券。
加えて、戸田・江戸川・鳴門・びわこにおいても、約3分の1は穴レースとなっています。
穴狙いをするには、上記で示した平和島・戸田・江戸川・鳴門・びわこの5つの競艇場に絞って参加するべきでしょう。
モーター性能・当地勝率
穴レースは階級が低い・外枠という不利な条件下の選手が好走するケースが殆どです。
そんな選手が好走する根拠を掴むためには「モーター性能・当地勝率」が重要な判断材料となります。
前述でご紹介した荒れやすい競艇場は、選手によって得意・不得意が分かれていることも。
階級が高くても凡走したり、階級が低くても地元選手であれば好走するケースがよく見られます。
そのため、荒れやすい競艇場であれば出走表にある「当地勝率」を見る必要があります。
加えて、性能が良いモーターを使う選手は、階級やコースなどに左右されず好走することが多いです。
特にモーター2連対率が50%を超えているモーターには注意しましょう。
画像にある出走表では当地勝率が高い③号艇、モーター性能が良い⑥号艇が好走する可能性があると判断できますね。
穴レースを予想する際は、このように階級やコースだけでは分からない点までしっかりと考慮してください。
2・4コースの平均スタートタイム
2・4コースのスタートがレース展開を大きく左右するポイントとなります。
ダッシュ勢の中で一番内側を走る4コースが好スタートを決めると、当然4コースはまくりを仕掛けにいきます。
4コースのまくりは「カド捲り」とも言われており、大番狂わせが起こることも多々。
理由としては、カド捲りが決まると1〜3コースは4コースの引き波に飲み込まれて、5・6コースの艇までも連対しやすくなるからです。
対して、2コースが好スタートを切ると、2コースの艇は外枠の艇がインコースに入る壁の役割を果たします。
この場合は1コースのスタートが少々悪かったとしても、外側の艇が連対することは難しいです。
まとめると、4コースの平均STが良い・2コースの平均STが悪いという2条件が重なるとレースは荒れやすくなります。
向かい風5mなどの悪天候のレース
悪天候下で行われるレースは、選手自身が普段通りの実力を出すことが難しくなるため、一波乱ある展開が予想されます。
悪天候下として考えられる主な要素がこちら。
- 風速5m以上(特に向かい風)
- 波高5cm以上(特に向かい潮)
- 雨
このような環境下のレースでは、スタートのタイミングが難しく、スリットがバラつくことが頻繁に。
安全板が付けられることも珍しくなく、モーター性能の見極めがさらに難しくなります。
特に風速5m以上の向かい風が吹くレースには要注目です。
強い向かい風が吹くと、助走距離が短いスロー勢がトップスピードに乗るのが遅れるため、助走距離が長いダッシュ勢が有利となります。
穴狙いの方は風速5m以上の向かい風が吹くレースを見逃さないようにしてください。
競艇戦線からの提言
ルーキー戦・レディース戦
荒れる展開を当てやすいのはルーキー戦・レディース戦です。
※2022年12月10日の「ルーキシリーズ」の結果一覧
ルーキー戦・レディース戦は勝率1点台の選手から、SG・G1で活躍するA1選手までが幅広く出場します。
そのため、特定の買い目の人気が集中するため、一波乱あると配当が跳ね上がるのが特徴です。
さらに、ルーキー戦ではレース経験が少ない選手が出場するため、調子のブレが起こりやすく思わぬ展開になることも。
女子選手はスリットがバラつくことが多いため、外枠の選手が好走するケースがよく見受けられます。
よって、ルーキー戦やレディース戦は競艇のセオリーが通用しない場面が多く、高配当が出るパターンを予測しやすくなっています。
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前付けがあるレース
高配当に欠かせないのは、前付けがあるレースです。
前付けとは決められた枠番よりも内側のコースに進入する行為。
コース取りから波乱が起こっているため、枠なりに進入となるレースよりも荒れるのは間違いありません。
また、前付けに対して内側の艇が抵抗した場合、助走距離が極端に短くなることを「深イン」と呼ばれています。
この深インが起こるとスリットがバラつくことは避けられず、外枠の艇が台頭してくる可能性が高まるので、頭に入れておきましょう。
競艇界を代表するイン屋
競艇の穴狙い・荒れるレースの買い方
ここまで荒れるレースの見極め方について解説してきました。
前述した通り、勝率・番組・階級・ST・今節成績などを踏まえて、①号艇が負けるレースを選ぶことが絶対条件です。
ベストは人気薄な艇を軸にすることですが、軸が定まらない場合はボックス買いで勝負しても良いでしょう。
また、荒れるレースで勝負する際は、買い目がある程度広がることは許容してください。
では、実際のレースの出走表を見ながら解説していきます!
あなたも一緒に予想しているつもりで読んでみてください。
実践例①|荒れるレースの買い方
実践例の1つ目は2023年7月9日の下関4R。
出走表を見てみましょう。
①号艇の萩原選手はB1級であり、全国勝率・当地勝率ともに高い訳ではありません。
加えて、今節のレースはスタートが安定することなく、成績を落としている印象。
よって、スタート・成績ともに安定している②号艇の相原選手の「差し」が決まると予想しました。
また、⑥号艇の梅木選手は前日にフライングをしており、不利コースであることを踏まえると、舟券に絡むとは思えません。
対して、③〜⑤号艇は階級は違えど、勝率・成績は大体同じ。
よって①⑥号艇を切って②号艇を軸に②-③④⑤-③④⑤の6点で勝負します!
前オッズを見てみると・・・
- ②-③-④:28.6倍
- ②-③-⑤:12.9倍
- ②-④-③:71.9倍
- ②-④-⑤:65.2倍
- ②-⑤-③:19.4倍
- ②-⑤-④:53.5倍
①号艇に人気が多く集まっているため、的中さえすればある程度の払戻金を得られることができますね。
果たして、結果は・・・
お見事!的中です!
予想通り①⑥号艇のスタートが遅れたため、センター勢が軒並み舟券に絡んできました。
このように①号艇を凡走を読み切ることが、穴狙いを成功させる大きな鍵となります。
実践例②|荒れるレースの買い方
実践例の2つ目は2023年2月27日の桐生1R。
出走表がこちらです。
①号艇よりも②号艇の方が全国勝率・当地勝率ともにやや高め。
加えて、今節のSTとモーター2連率を比べても②号艇の数値の方が良く、本レースは①号艇が負けると判断しました。
また、④号艇はA1級選手ですが、モーター2連率が著しく悪いので、1・2着には絡まないと予想。
②号艇が差すと①号艇が続くという「②-①」のスジ舟券も考慮して、②-①-③④⑤⑥(4点)で勝負します。
前オッズを見てみると・・・
- ②-①-③:138.3倍
- ②-①-④:55.3倍
- ②-①-⑤:89.4倍
- ②-①-⑥:231.2倍
やはり④号艇が人気を集めており、これぞ穴狙いといったところ。
結果はいかに・・・
素晴らしい!的中です!
予想通り、②号艇が差しを決めて①号艇が2着に続く結果に。
④号艇のモーター性能から1・2着を取れないと見極められたことが大きな勝因となりました。
実践例③|荒れるレースの買い方
実践例の3つ目は2023年2月19日の多摩川4R。
出走表がこちらです。
今走で唯一A1級である⑤号艇の松山選手に人気が集中しています。
ただし、穴狙いをするならばあえて④号艇の上原選手に注目したいところ。
初日のSTが非常に良かった上に、モーター2連率も出走する艇の中で群を抜いた高さとなっています。
④号艇がまくりを決めると①〜③号艇が引き波に飲まれるので、⑤号艇が続く展開が予想されます。
よって、④-⑤-①②③⑥(4点)と予想しました。
前オッズは・・・
- ④-⑤-①:89.1倍
- ④-⑤-②:134.3倍
- ④-⑤-③:51.3倍
- ④-⑤-⑥:69.8倍
①⑤号艇に人気が集中している分、④-⑤のオッズが高くなっています。
気になる結果は・・・
大金星!
④号艇が0.8のトップスタートで飛び出して、まくりを決める予想通りの展開となりました。
階級・艇番だけではなくモーター性能・今節STまでしっかり見ると、穴となる艇を見つけることができるでしょう。
競艇の穴狙い・荒れるレースの買い方まとめ
いかがでしたか。
- 穴レース・荒れるレースの配当には明確な基準がない
- ①号艇が負けるレースを選ぶことが絶対条件
- 平和島・戸田・江戸川・鳴門・びわこは荒れやすい
- 人気薄のモーター性能・当地勝率が高いレースは荒れやすい
- 2コースのSTが悪い・4コースのSTが良いと荒れやすい
- 向かい風5m以上吹くレースは荒れやすい
- ルーキー戦・レディース戦は荒れるレースを予測しやすい
- 前付けがあるレースは荒れやすい
皆さんも以上のことを踏まえて、予想を組み立ててみてください。
ここまで読んでいただいた方限定で、競艇予想する上での裏技を特別にご紹介します。
本記事では穴狙い・荒れるレースの買い方について解説しましたが、これを予想にお落とし込んで実際に稼ぐのは難易度が高いです。
もし簡単に稼ぎたいのであれば、競艇予想サイトを使ってみてください!
今回、取り上げる競艇予想サイトは競艇戦線が厳選したお墨付きの人気サイトです。
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必ずチェックしておきましょう。
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